4年に一度の新大統領選で 当初は誰も予想できなかったであろう若い黒人候補が選出されました。その名は「バラク・フセイン・オバマJr」です。
長いながい選挙戦がスタートした時点での民主党の有力候補は 前大統領夫人時代から名前を知られた 史上初の女性大統領を目指す ヒラリ-・クリントン上院議員でした。それが段々オバマ候補と接戦を演じることになり 遂に逆転したのは・・・。
無名な候補に思われたオバマ氏だが 当初は若者達による熱烈な支持が印象的だったけど それがどうして圧勝にまでなったのでしょう?他の候補の既成政策に未来を見ることができなかったためだろうか? それでも若者達の支持だけでは 選挙戦の終盤まで戦えなかったと思います。では 何が?
オバマ氏が共和党のマケイン候補を世論調査ではっきりとリードしたのは 大手投資銀行リーマンブラザースの破綻から噴出した金融恐慌の流れであったといわれる。現ブッシュ政権は「経済に口を出さない」方針を取り続けようとしたようだが 自由主義経済といいながらマネーゲームを放置してきた責任は重いのです。
下院が一度否決した銀行の救済策は 選挙間近にして「選挙民の理解を得られない」ためという。金融の専門家や被害をまともに被っているヨーロッパなどでは アメリカ下院をだらしないと腹を立てたでしょうが・・・巨額な税金を使われる納税者の立場では・・・苦しい選択です。
デタラメなマネーゲームを見過ごしてきたブッシュ政権が 金融システムの破綻を最小限に押さえ込もうと必死になるのは当然ですが 当時まだ民主党の候補に過ぎないオバマ氏が この国民に負担を強いるような救済法の成立だが この法律は是非必要だと訴えています。目先の政略ではなく 冷静な判断を持ち合わせていることをうかがい知りました。
これからアメリカがどんな歩みをするかなど 知る由もありません。この選挙戦中 オバマ氏は演説で アメリカにおける白人と黒人の差別撤廃 公民権運動のリーダであったキング牧師の言葉を盛んに引用したそうです。
先日NHKの「そのとき歴史は動いた 342回 I Have a Dream」という番組でも キング牧師がインド独立の父ガンジーから学んだ 非暴力運動の精神を紹介していました。これまで キング牧師の活動を全く知らない訳でもないはずですが 新大統領の誕生(就任前だが)という現実の中で 改めて「アメリカの良心」が生きていたのを見たように思います。
日本語だけでいっぱいなカンタには 「I have a dream」の歴史的な演説内容がわかりません。(こんな時だけ 残念!な気分。 ABBAの歌もいいですね。)
当時はカンタも若かった・・・。
若いけど 優秀で「軸足」のぶれない新大統領に ワクワクするような希望を感じますね。
日本はサブプライムの被害を欧米ほど被っていないそうですが だから今 何ができるのか 必要な役割を演じてもらいたいです。もちろん 外需依存体質である以上 時差はあっても現場まで及ぶでしょう。常に経済活動の現場では 弱い立場の側に負担が強いられるのです。
政治の役割は 国民の暮らしを守ることです。
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